まずなによりも“生きる”ことを先行さすこと、つまり、教室や家庭のなかでは得られない解放感を、自らの手でつくり出していくことから、活動は始められたのである。(p.78)
不就学や長欠、そしていわゆる非行といわれる事柄についても、子どもたちの集団としての解放感を組織して、はじめてそれらに対する一定の批判力と、解決への行動力が生まれる。解放感をつくりだし、育てていくなかで子どもたちは自らが生んだものについて考え始める。自らの解放をハバむもの、それが自分と自分の周囲にある現実への関心となって現れてくる。(p.78)